ムスリムフレンドリーって?
日本に訪れたムスリムたちは価値観の違いにより、生活を行う場としてはまだまだ困難を要することがあります。そういうムスリムに何かしたいという気持ち、それがムスリムフレンドリーです。
ムスリムには何をすればいいの?
ムスリムに何かしたいと思っても、実際に「何をすればいいのだろう?」、「何をすると助けになるの?」など、わからないことがいろいろあると思います。
そこで紹介したいのが、多くのムスリムが抱えている悩みとして、「礼拝」と「食事」があります。
この2つがとても苦労しているし、この2つが安心してできるようになると、ムスリムの満足度が格段によくなります。
この2つだけでいいのです。
見逃すことはもったいないと思いませんか。
ですので、ムスリムは何に苦労して、何に困っていいるのか、「礼拝」と「食事」の2つのポイントから見た、対応方法を紹介しましょう。
ムスリムは礼拝の何に困っているのか
ムスリムは、礼拝を1日5回する義務があります。
礼拝は1人でもできるし、場所もトイレなどの汚い場所でなければ大丈夫なので、問題はないようにかんじます。
ただ、旅行中など外出している時は、礼拝をする場所というより、礼拝できる場所を探さなければいけません。そして、1回の礼拝ができる時間が、何時から何時までと決まっているため、時間の制約もあります。
まず、礼拝の手順として礼拝前の清めがあります。
これはお手洗いで大丈夫です。手、足、顔などをきれいにします。
神社のお清めと似ていると思います。
次に、礼拝する場所を確保します。
屋内、屋外どちらでもいいです。
場所選びで気になるポイントは、人目があまり気にならない場所です。
ムスリム、しかも礼拝をしている姿というのはあまり目にしたことがないと思われます。
礼拝が見世物になってしまうと、落ち着いて礼拝できません。
本来、神に対して感謝をする時間なのに、全然違うことを考えてしまいがちです。
中には、ムスリムの存在をアピールする意義を感じる人もいるでしょうが、そんな人は少数派でしょう。
礼拝の時間ですが、旅行中はこの礼拝とこの礼拝を合わせてしても問題ないということもあります。
時間があまりない時は、椅子に腰かけて礼拝することもOKです。
礼拝するためにいろいろ免除されることもありますが、基本的に外出中は礼拝できる場所を探すことが最大の問題になります。
もし、同行者にムスリムがいたら、礼拝場所探しを手伝ってください。
よろしくお願いします
ムスリムって何を食べれて、何を食べれない?
ムスリムが多数派の国では、ムスリムが食事をするとき、食品を買うとき、気にすることはありません。
日本ではそれをすごく気にする必要があります。
それは何でしょう。
一番目は、豚肉を使っているか。
豚肉は食べないので、そこをまずチェックします。
二番目に、鶏肉や牛肉など他の肉を使っていても、ハラールかどうかを見ます。
お肉がハラールというのは、屠殺方法がイスラムの方法に則ている、ということです。
三番目に、アルコール類を使っているか。
使われていると食べれないことになります。
以上3つ以外は問題にしないというムスリムは、多数います。
ムスリムフレンドリー認証とは
石川ムスリム協会監修のもと、ムスリムフレンドリーであり、様々な対応をしていただいた施設、店舗などを対象としてムスリムフレンドリー認証を発行しています。
・ハラールな食肉を提供する、アルコールを使用しない、食材の保管場所の管理
・礼拝場所の確保
・使っている食材をムスリムにわかるように表示する
例えば、上記のような対応をしていただくとムスリムフレンドリー認証発行の対象になります。
そして、ムスリムの調査を経て、承認されれば認証を発行します。
ムスリムフレンドリー認証を取得するメリット
・ムスリムのコミュニティに情報を共有
石川県のムスリム(現在約500人)や訪日ムスリム観光客に情報を発信します
・比較的安く認証を取得できる
ハラール認証推奨団体が設定する価格(取得、更新ともに数十万円)と比較するとお得です。
・多文化共生の取り組んでいることをアピールできる
世界の人口の約4分の1がムスリムである現在、対策することは避けては通れない事柄になります。
ムスリムフレンドリー認証の取得方法
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ムスリムフレンドリー認証発行